以下のサイトで必要な書類については確認できます。
https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/564950/OS_Guidance_G1_10.16.pdf
娘が英国人である主人の子供であり、娘が英国籍を取得する資格があるということが確認できる書類が必要だということなのでしょう。ということで、私たちは思いつく限りの書類をまとめて送りました。
1. 英国人である主人の出生証明書(ハーフとフル、両方持っていたのでどちらも同封しました)
2. 主人の英国パスポート
3. カナダでの婚姻を証明する書類2種類(結婚式をしたのがカナダだったので)
Certificate of Marriage
(カップルの出身国や誕生日、結婚式をした日付と場所が書いてある簡単なもの)
Certified True Copy of a Registration Document
(上記のものに加えて、それぞれの両親の情報や、証人の名前なども記された
詳細なもの)
4. 戸籍謄本 全部事項証明書とその英訳
5. 娘の日本のパスポート(最新のものと、すでに期限切れのものも全て)
6. 娘のカナダ国籍を証明する政府発行のカード
(カナダでは娘は主人の姓で登録しており、ミドルネームもあります)
7. 娘がカナダの教会(英国国教会)で洗礼を受けた時の教会から頂いた証明書
(両親である私たちの名前と、娘のミドルネームを含めた主人姓の名前が記載されています)
8. 申請する娘のパスポート名前(主人姓+ミドルネーム)と日本の戸籍での名前が異なる理由を
説明した手紙
9.申請者である娘の身元を証明する第3者による証明書(これはオンライン申請をすると、
書類をダウンロードできるリンクが送られてきます)
4.の戸籍謄本について
過去に同じようにパスポートを取得した方々の話を読むと、どなたも戸籍謄本以外に「出生届記載事項証明書」を提出されたとありました。その理由として英国の出生証明書には出生した病院の名前が記載されており、日本の戸籍にはないため、この証明書が必要だというものです。そこで法務省や出生届を提出した区役所に問い合わせをしたのですがなんと・・・「出生届記載事項証明書」というものは出生後3年(だったかな?)で処分してしまうのだそうです!焦った私は事情を説明したところ、「戸籍謄本だけで全てを証明できるので大丈夫だと思いますが・・・」との返答をもらいました。ご存知のように戸籍謄本の全部事項証明書には病院名はありませんが、「出生地」として生まれた病院がある市区町村が書かれています。おそらくこれで大丈夫なのでしょう。日本の書類は戸籍謄本のみで受理されました!
4. の戸籍謄本の英訳について
自分で翻訳しても良いのかよく分かりませんが、ミスがあっては困るのでプロに頼むことにしました。英国政府が翻訳会社を紹介しているのでそこから選べば間違いはないはず!と思います。
https://www.gov.uk/government/publications/translating-visa-documents-list-of-translators-in-japan
私は「オフィスL 」というところにお願いしました。実際に利用した方々の評判もよく、また翻訳者の方が以前英国大使館に勤務されていた、というところも安心材料となりました。見積もりをお願いしてから対応も丁寧かつ迅速でした。原稿ができたのち、確認をこちらでして最終的に仕上げ、という手順を取っているのも良いと思います。確認の際に訂正箇所を見つけることができました。料金は戸籍謄本2枚分で4700円でした。(送料込み)
6. の娘のカナダ国籍を証明する政府発行のカードについて
カナダは英連邦王国の一つですから、この国の国籍を持っているので手続きがスムーズになると考えました。また、このカードでは娘が主人の姓を名乗り、ミドルネームも記載されています。今回英国のパスポートはこの英語名で取得したかったので、これ以上良い証拠はないと思いました。
7.の洗礼証明書について
これに関してはあまり効力がないような気がしますが、まあだめ押しで・・・
8.手紙について
なぜ英語名でパスポートを申請しているのかという理由を述べたもので、主人と私で署名をして同封しました。
9.第3者による身元証明書
もちろん家族はダメです。申請者が英国に住んでいれば、英国在住の英国国籍の人に頼めます。そうでない場合は英国や英連邦王国、EU、米国の国籍を保有し、特定の職業についている人に頼むことができるとあります。その職業は医者や弁護士、機長など指定があります。funeral directorというのもありました!
私たちは家族ぐるみで長年のお付き合いがあるアメリカ人の方にお願いしました。この第3者に身元証明をしてもらうフォームですが、先に述べたように、パスポートの申請手続をすると自動的にパスポートオフィスが書類ダウンロードのリンクを教えてくれますので、それをプリントアウトし、友人に必要事項を記入の上署名してもらいました。この書類には、自分で撮ってアップロードした娘の写真が添付されており、私たち家族の名前や住所などすでに記載されており、こちらで勝手に変更できないようになっています。さらに、身元保証人はパスポートのコピーも求められます。そして後日、友人はパスポートオフィスからメールで問い合わせがあったそうです。(それについてはまた後ほど)忙しい方なのに色々手間をかけてしまいました。
以上の書類を7月末に郵便局からEMSで送りました。
次回はその後8月下旬にパスポートを受け取るまでにあったことをお話ししたいと思います。